ご挨拶
はじめまして。元・現場監督、現・資金繰りナビゲーターの野村 誠司と申します。長野県松本市で鍛冶屋の火花を眺めて育ち、いまは東京・足立区のアパートで青ボールペンとキーボードを握っています。図面より先に現場の匂いを覚え、職人の息づかいを感じる――そんな私が、いまは「お金の流れ」を図面に起こす仕事をしています。
本ブログは、現場の鉄骨の匂いと、仕訳伝票のインクの匂いの両方を知る私だからこそ書ける“二層構造”の記録です。読者の皆さまが自社のキャッシュフローを俯瞰したとき、「ここが狭窄部だ」と即座に指差せるようになるまで伴走します。
私の強み
- 両利き視点：現場監督12年＋経営者5年のハイブリッド経験
- 実データ重視：毎月20社の試算表を匿名比較し、最新の資金化コストを更新
- 翻訳力：法律文書を現場の掛け声に言い換え、図に落とし込む
原点ストーリー――資金が詰まると、人が倒れる
東和建設での十二年間、朝は工程表、夜は資材置き場。初担当は豪雪地の倉庫工事。雪解けより遅い入金に苦しむ下請けの顔が忘れられません。ある冬の深夜、仲間が過労で倒れた病院の廊下で、「資金の遅延が命を削る」と胸に刻み、ヘルメットを脱ぎました。
二度目の壁――リフォーム会社起業と入金サイト90日
独立後も請求から入金まで90日。仕入れと給与は月末に来るのに、お金は来ない。眠れぬ夜に辿り着いたのがファクタリング。試行錯誤で導入し、職人の賃金を守れた瞬間、「ズレは仕組みで埋められる」と確信しました。
専門領域――建設業の“資金呼吸”を整える三本柱
- 資金繰り改善の設計図：現場・経理・経営、三方向の動線を整理し潤滑なモデルを構築
- ファクタリング比較と導入支援：スキームの適合性と下請法との整合を検証
- 下請法と契約構造の分解図解：曖昧な口約束を法律とロジックで可視化
執筆スタイル――青インクで現場を写し取る
まず紙のノートに青インクで思考を流し、翌朝7割を削る。記事では専門用語に注釈を添え、支払いサイクルを図解し、読み終えた瞬間に腹落ちする構成を心がけています。
提供価値――記事で得られる三つの道具
- キャッシュフロー地図：売掛と買掛の時間差をビジュアル化したテンプレート
- 契約リスク点検リスト：下請法違反リスクを現場目線でチェック
- 資金化手段カタログ：ファクタリングの手数料・入金スピードを実測値で比較
これらを通じて、読者が「勘と度胸の資金繰り」から脱却し、「仕組みと数値の資金戦略」へステップアップするサポートを行います。
趣味と私生活――山とバイクが教えてくれること
休日はアルプスの稜線で風を受け、あるいは単気筒のバイクで首都高を一周。山で学ぶ「一歩先を見る」感覚と、バイクで鍛える「流れに乗る」感覚が資金計画にも通じます。
具体的なサポート事例
- 長野県の左官業者でファクタリング導入後、平均支払期間を60→25日に短縮
- 九州の塗装会社で請求書電子化＋ファクタリングにより、年間180時間の債権管理業務を削減
- 東北の設備工事会社で下請法勉強会を実施し、追加発注時の口頭契約トラブルをゼロ化
数字は冷たいですが、後ろにいる作業員の家族の笑顔を想像すると、一本の配管のように温度が通る――それが私の仕事観です。
読者へのお約束
- 現場の声を最優先
- 数字を怖がらせない
- 明日使える一手を提供
ブログを書く理由――“属人化”を解体する
「知っている人だけが得をする」状態を終わらせたい。情報を共有し、構造を見える化することで、事故と疲弊を減らすのが私の使命です。コメント欄の議論こそ次の記事の羅針盤と考えています。
呼びかけ――まずは資金の健康診断から
売上はあるのに手元が苦しい――そう感じたら、入金サイトと支出タイミングのズレを書き出してみてください。それが私たちの“初診票”です。ともに、現場の呼吸を整える方法を探りましょう。
未来図――ヒト・モノ・カネのバランス芸術を次世代へ
建設業は巨大な共同作品です。電子請求と即時資金化が当たり前になる“キャッシュフロー型現場監督”を育成するオンライン講座を準備中。高校・高専への出前授業で若い技術者たちに「資金管理は安全管理と同じくらい重要」と伝えるのが次の夢です。
資金繰りは工程表の裏面に書かれたライフライン。
今日もまた、図面の隣にキャッシュフロー表を広げ、実務に即した一行を丁寧に紡いでいきます。